華アワセ うつつ感想

　華アワセをプレイするのもこれで３作品目です。初回からあれだけ嘆いていた🎴に対しても、最初の作業と捉えて黙々とレベル上げ出来るようになるまで成長しました。３作品目ともなると、無駄な🎴連戦が減っていたり、マップ選択行動が無くなるなど簡略化され、周回プレイする際には分岐点から始められる快適なシステムに様変わりしていたのでとても良かったです。

　唐紅編／うつつ編というタイトル通り、くれなゐルートとうつつルートだけがハピエン仕様です。くれなゐを攻略しないとうつつを攻略できません。くれなゐとうつつの関係もくれなゐルートで明かされるし、うつつの役割的なものも大体わかります。３作品目になってからしか出てこなかった理由とか。

　ずっと気になっていたうつつをようやく攻略できたのですが、最高のうつみこを浴びることができたので感無量です；＿；

　続きからねたばれ含むうつつちゃんの感想

　（いろみこいく前に優勝しちゃった）

　うつつルートは、くれなゐがみことを庇って刺されたところまでの記憶をみことだけが引き継いでいて、うつつとパートナーになる儀式をした後の世界ってことで話が進んでいきます。

　窓からひょっこり現れたうつつちゃんのお顔を拝むことができたんだけど、やっぱりいめくんにそっくり。髪型は違うけど。くれなゐルートでうつつ≠いめくんということだけはわかっているんだけどね。

　すぐに粛清♡言い出すいろはよりも「君を傷つけるものは死」と言い出すうつつちゃんのが物騒だけどかわいさに免じて許される気がした（？）みことのことを”みこ”って呼ぶとこもすき。誰よりもみこloveなので他の誰かがみことのこと考えただけでもうつつちゃんに殺意向けられます。理不尽オブ理不尽で笑った。

　うつつはケに憑りつかれた祈り子で、死の象徴。だから、みこのことを自分にあまり近づけさせないようにするんだけどみことはそんなうつつをぎゅって抱きしめるので、うつみこのかわいさ爆発した。

泣かないで、困る。みこ、教えて。

俺がいるだけでいいの。

いる。ずっと、みこの傍にいる。

　みことに対してだけこんな甘えたような話し方するのかわいすぎるんだよな（他には結構辛辣な口調です）手も繋いでくれて。みことの前でだけ優しく微笑んでくれる。そんなうつつちゃんに一生寄り添いたいとおもった。自分が穢れているから・・・と拒絶して遠ざけるようなうつつちゃんをとにかく幸せにしてあげたい気持ちでいっぱいだった。

　シロツメクサの花冠とうつみこの組み合わせがかわいいもの尽くしで眩暈がした。でもシロツメクサの花言葉って確かくれなゐルートでは”復讐”の意味で使われていた。さらに、花冠にして相手に送ることで『私(僕)を忘れないで。さもなければ復讐します』という花言葉になるんだけどこれ、まさにうつつルートです。みことちゃんにではなく、みことちゃんを不幸にする世界に復讐しちゃうんだよね・・・・。

　いつだってみことのことで頭がいっぱいなうつつちゃんが愛しいよ。繋いだ手を離してって言っただけなのにそれからみことを避けるように部屋に引きこもってしまって、、、

”離れる”って、みこが言った。

だから、離れた。それがみこの望み。

みこからどう離れていいかわからないから、ここにいる。

　かわいすぎてわろた。みことからもらったシロツメクサが枯れちゃったのも自分のせいにしちゃういい子なのでうつつちゃん・・・それは違うよと誰かツッコんであげて。自分のせいでみことの気持ちまで離れて行っちゃうとネガティブ発動してしまうからな。

　うつつがネガってる間にみことは木に登って窓から現れる最強ヒロイン発揮してて最高だな？？？真剣に心配して声がこわばるうつつもよかった。みことが足を滑らせて落ちそうになったら当然のようにお姫様抱っこで助けるスチル良～～～～～うつみこスチルすべてが天才的かわいさ。

　みことがうつつの知らない感情を全部教えてあげられるって思ったらうつみこの可能性無限大で天を仰いだ。彼は祈り子だからを理由に自分にとっての幸せになり得る要素をすべて拒んでしまう。そんな彼に光を与えていける存在がみこと。はぁ～～～～こういう関係だいすぴなんだ～～～～～～！！！

　みことのスカートめくったサダクローにももちろんうつつちゃんの殺意が向けられます。そんなうつつから放たれる”ケ”を利用してうつろひを花伐させた。ダークヒーロー的な立ち位置なのかな。そういうとこも好き。

　利用されていることを知って、うつつさんにもちゃんと心がある！といろはに激昂したみこと好きだな。うつつのために泣くみことのことをどうしたらいいかわからなくておろおろしてしまう。なんで自分のために泣くのかがわからないので。自己肯定感低い男はこれだからずるい。

　うつみこの儀式はとても神聖で全然いやらしくなくてそこがまた良。うつつちゃんの涙は世界一美しく思えた。

　みことのことやたらめったら好き好き言いまくるうつつだけど、きっとそれは恋愛感情とは違うものだと思ってるみことが怒ってそばを離れても「みこ、怒ってる。何をすればいい？　離れるのは嫌」と後をついてくるうつつちゃんに萌えすぎて頭抱えた。

　今いる世界のみことはくれなゐが刺された世界線のみことだから、うつつが好きなみことは違うって思ってるの切ない。ショタうつつはすべてを察しているところがいい。

　お互いに嫉妬し合ううつみこのかわいさは天地を揺るがした。「俺、完全におかしくなった」ってみことの唇塞ぐの萌えすぎてどうにかなりそうだった。

　うつみこに萌えていたら、うつつが生を望んだせいで学園のみんなが死ぬというトンデモ設定突きつけられて頭を鈍器で殴られたような衝撃だった。うつつが生きたいと思うこと自体が許されない世界って何？？？これこそが理不尽だわ。

※ちょっとここから説明わかりづらいので、うつつルート（うつつが存在する）世界をAとして、くれなゐが刺されたまでの共通ルートの世界をBとして話します。

　みことがうつつの咎を引き受けてしまうので、Aのみことは死ぬ。うつつはそれを目の当たりにして狂ってしまい、みことを失って狂ったうつつはみことが誰とも結ばれない世界を望んで復讐をする。うつつの力でみことの意識とくれなゐの意識はAからBへ飛ばされます。そこは、くれなゐが刺された後の病室。だけど、ふたりの意識はAからB（みことのみB→A→B）なので、くれなゐ自身は自分が刺されたことになっているBの世界のことはわからない。そこで現れたサダクローは世界が繰り返される、（蛟編→姫空木編→唐紅／うつつ編の世界の流れ）を理解したような口ぶりで話す。Aのサダクローは教師で、Bのサダクローの刑事になっていることもわかっている。みことたちをBの世界に飛ばしてくれる便利なアイテム『カラクリ咎』を使ってBの世界に戻る。けれどそこには復讐で狂っていたうつつがいて、A世界は絶望にまみれていた。そんな中、くれなゐは殺されてしまい、またみことはBの世界に戻ります。

運命を変えてはいけないと決めたのは誰だ？

運命は自分で切り開くものじゃないのか。

悲劇なら変えてみせろ、自分の手でな。

　サダクローの言葉にめちゃくちゃ鳥肌が立った。これ、わたしがめちゃくちゃ好きな展開。どうあがいても絶望BADEDまっしぐらの運命を時を遡ってハピエンに導いていく・・・運命上書きシステムだ！！！（作品違い）カラクリ咎を使って過去に遡り、うつつの３つの咎を壊していく。

　幼少期の咎を壊した後の約束で、祈り子になってもふたりの特等席を忘れないでいてくれた。ショタうつつが「どんな僕でも、僕だよ。君がどんな君でも、好き」って言ってくれたのに泣いた。AもBもその他の世界も関係なく、うつみこは幸せになれる可能性をもっているんだよ・・・！！

　儀式の日の当日の咎を壊し、みことがうつつをパートナーに選んでキスをするの。他の誰でもない、今のみことが。ここの儀式のやり直しさせてくれるのよかった～～；；；

　最後に、うつつがみことを失ってしまった日に遡って咎を壊した。夢のなかのうつつがこの世界のうつつを倒す時の台詞、「さよなら、人類」だったのが「さよなら、俺」に変わっていてグッときた。ラスボス倒してみことはもう一度うつつと出会える世界に変えます。うつつちゃんの幸せはここにあった。うつみこが幸せになるしかない世界。

　転生したふたりは開闢高校で出会います。うつつちゃんの話し方いめくんが混ざったような感じになってて、これはこれですこ。ちゃんと記憶引き継いだまま幸せになれるうつみこ感無量なんですけど・・・特等席連れて行ってくれて泣いたよね。

　わたしの中で、うつみこがお互いを忘れずに幸せになることができたこのツキしか勝たん。シロツメクサのもうひとつの花言葉である、幸福を噛み締めました。うつつちゃんは単体萌えもかぷ萌えもするからずるい。

　絶望に満ちた運命すらも変えられるうつみこで優勝してしまった。