パリカ 紫鳶、泣虎、憂漣

ハピエン厨のわたしが、全力でメリバに挑んでます!(好き勝手言ってるだけ)

 

 

☆紫鳶(シエン)

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序盤から好意的なので協力も快諾してくれるのでは?と思ったら、事情があるから考えさせてほしいと言われる。
記憶喪失の紫鳶は2年前以前のことを思い出せない。
それ故に、自分が本当は何者かがわからないため気軽に協力者を引き受けることができなかったけど、まっすぐなハイリの気持ちに応えるべく、協力者になってくれる。好意的で優しい彼はは純愛よりメリバでこそ光るものを感じた!


紫鳶は記憶がないはずなのに、悪夢によって暴かれていく。
咎人。罪人。追放された存在。悪夢を毎日のように見て、夢の中の声が「思い出せ」「思い出すな」と紫鳶を責めるのだ。
ついに紫鳶の心に限界が来て、ひっそりと一人で泣いている姿に胸が締め付けられた。

「俺が――透京に呪いをかけたんだ」

助けて、と心が押し潰されそうな声で泣いてしまう紫鳶の泣き顔がとてもうつくしかった。眼帯の下の右眼は失われてガラスになっていて、息を飲むほど綺麗なムーングレイとパープルのオッドアイに惹き込まれた。
メインヒーローなのに苦しめられていて、ただただ紫鳶が可哀想;;;

実は、紫鳶は王族の血を引いていた。その時点で王子ポジにブチ上がりましたが、ハイリに幼い頃にガラスの靴を履かせてくれたのが紫鳶だと発覚して、シエハイ運命確定!おめでとう!!

「ようやく会えたね、俺のシンデレラ」

こんなこと言われたら誰だって恋に落ちてしまいます、王子様感ばりつよい👏
そして綸燈のヤバさに震えた・・・追ってくるところはホラゲーやってるような恐怖感を味わった。

純愛はまた不思議な力が働いてハッピーエンドまっしぐらだが、哀哭はジェットコースターでした。急降下したとおもったら、どん底でもハイリをねっとり愛してくれる紫鳶に鳥肌立ったし、ハイリがまだまともな意識を保てて狂った世界を紫鳶ごと”終わらそう”としたけど、それすらも許して絶望の中で愛だけで生きている紫鳶には誰も勝てないよな・・・このままふたりだけで生きていくしかない。まさにお手本のようなメリバだった。

 

☆泣虎(ナトラ)

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泣虎は口を開けば二言目には「兄貴」で重度のブラコン気質だった。
どうでもいいけど、ナトラ=ピオニーって名前の響きがいちばん気に入ってる。
23歳でコーラのグミが好物なかわいいところがある。

時計塔に入るために”友達”として泣虎を懐柔して、仲良くなるにつれ罪悪感が募っていく。案外ちょろい泣虎かわいい。
大切なものを誰にもとられないようにしまっておくことを泣虎は「封印」と呼ぶ。
おばあさんが時計屋を訪れて亡くなった御主人からの贈り物の時計を使い続けていることに対し、泣虎はそんなに大事なものならしまっておけばいい、と思う。それも愛情の一つだし、壊れるまで使ってまた直して使い続けるのも愛だとハイリは思うが、泣虎はよくそれが理解できない。
泣虎は兄である綸燈からもらったくまのぬいぐるみを宝箱に「封印」していたからだ。

どんなに仲良くなっても、綸燈が家族である限り、兄貴の嫌がることはしたくないから時計塔へ忍び込む協力は断られるけど、奥さんなら優先してくれる(?)ので、婚約者となる。泣虎もハイリもよくわからないままなので、こちらも頭にはてなマーク浮かんでる。
泣虎が「婚約者だから」と口にする度に違和感が蔓延る。

ハイリがこのままの関係を続けるべきか悩んで友人に話していたところを泣虎に聞かれてしまい、それをきっかけにすべてを打ち明ける。泣虎はそんなハイリを「信じる」と言うとこ、良。泣虎も、綸燈のために最後まで呪いを解くことに協力するつもりはなかったことと、綸燈が呪いを使って犯罪まがいなことをしていることを打ち明ける。

綸燈が口止めのために、ハイリに毒を打って、文字通りハイリが言葉を話せなくなってしまう。泣虎は大好きな兄貴が何故こんなことをしたのかもわからくなり、ハイリのことを兄貴と並ぶ、それ以上に大切な存在になっていたことをようやく自覚するとこすぴ。

「……いいよ、夫婦になるか?」

甲斐甲斐しく看病してくれる泣虎のことを旦那さんみたいだと書いたメモを見られて、当たり前のようにすんなり出てきた言葉に萌えた。ハイリは責任を感じてこう言ってるのだとおもってるから、重荷になりたくないと返す。けど泣虎はきっとそれだけじゃないんだよな。泣虎初恋っぽいのに的確に女の子が喜ぶ言葉を吐いてくるのSUGEEとおもうよ。

綸燈については紫鳶ルートから絶対的なヤバ男を感じていたけど、泣虎ルートでも例に漏れずヤバさ発揮していたので彼の自ルートがいろんな意味でこわいし楽しみでもある。泣虎は綸燈兄ちゃんしかいないのに、綸燈はそうでもなくて、ただ都合が良かったら一緒にいただけ。使えなくなったらばっさり切り捨てられる、それだけの関係を築いてたことを知り泣虎は大粒の涙を流すんだけど、泣虎の泣き顔今のところいちばん好きです(3人目)

時計塔の封印を解くために一人で犠牲になろうとする泣虎。一生時計塔の中に閉じ込められてしまうというのに、自分一人が犠牲になればハイリも綸燈も幸せになれると、歩き出してしまう。
そこで止めに来た綸燈がずるい。自分は嘘吐きだと宣い、それでも、幼い頃の自分の救いは自分をまっすぐに慕ってくれた泣虎だけだったと告げる。そんなの信じられない、と泣虎は言う。これも嘘かもしれない、わたしもそう思う(酷い)
でも、”兄としての役目”を放棄せずに果たしに来た綸燈に泣いちゃった。単純なので。

哀哭の泣虎、急に病んでしまって解釈違い起こした・・・純粋な泣虎どこいっちゃったの?拗らせた原因がまったくわからないまま塔に一緒に閉じ込められてしまい、複雑でしたよ。わたし的にそのまま泣虎だけが時計塔の犠牲者になってほしかった。だけど、それだけだとメリバが成立しないのか。ウーン。だけど、大事なものを"しまっておく”泣虎だからこそのエンドだな。


☆憂漣(ユーレン)

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透京にかけられた呪いを研究している憂漣は、最初にハイリと協力関係になるメリットを提示することを求めます。
理屈的なところあるけど、自分の興味ある分野に対して早口になっちゃったり、照れっぽいところだったり、素直さが隠せない男だった。

恋愛がいちばん憂漣にとって理解できない概念であり、邪魔でくだらないと全否定!

「僕は誰も好きにならない」

とかなんとか言いながら、ハイリとの距離を縮めて心拍数が上がる彼女をからかうのに、自分の脈拍が上がっていることに動揺しちゃう憂漣かわいすぎか???

恋がよくわかってないからなのか?わかりやすく照れる憂漣かわよ~~~過去に気にする女がいないってだけでノーストレス!!(だけどクロハイはすぴ♡)いや、初恋は別にあってもいいんだけどそれを引きずるのがNOなので✋

ある夜、ハイリはアストロラーベの針を動かす夢を見る。自分の意志ではないが、時計の針は動かされる。それは夢のはずだった。だけど、憂漣に会うと「裏切者」と拒絶される。動かさない約束だったから。事実、針は動かされていた。だけど、ハイリは夢の中の出来事なので現実はやっていないと弁解するも、拒絶されて追い出されてしまう。。。

憂漣は意外と(失礼)繊細な心の持ち主なんだなっておもった。心が綺麗。誰にでも心を許すタイプじゃないから、余計にそう思うのかな。信じたいけど、裏切られたショックで信じることができずに心を閉ざしてしまう(;_;)

でもどんなに拒絶されてもヒロインから会いに行くスタイルがすぴだ。拒絶は心にささるしわたし黒禰の拒絶はゴリゴリにささったけど、憂漣は嫌悪感と言うより悲しみから拒絶してるから・・・・とても苦しい。それが1ヶ月も続いたかとおもうと殊更。

拒絶を続けていた間に、ハイリは森で迷子になってしまう。ハイリは透京の人間だから、0時までに透京に戻らないとガラスになって死んでしまうのだ。それを知った憂漣は、このまま喧嘩別れするのは嫌だと直感的に思った。
失ってしまうと感じて初めて大切だと気づく過程最高じゃん~~~本当はもう心のどこかで許してしまいたかったけど意固地になってしまう憂漣カワヨ・・・・これで24歳なので愛!した!

でもさ、めちゃくちゃわかりやすく嫉妬するくせにハイリが自分以外の誰かと結婚することに関して「僕には関係ない」って何。矛盾してるやろ。

「僕は誰とも恋愛しないし好きにもならない」

告白したハイリにこの言葉。ここまできても憂漣にとってハイリは親友のようなものだったのかとブチギレしそうになった(短気)が、愛経験皆無の憂漣は予想もしないほど初心だった・・・・
つまり、恋愛経験ゼロな憂漣は自分とハイリが恋人同士になることなんてまったく1ミリも想像してなくて、例えハイリが結婚しようとも自分はハイリの傍にいれるって思っていた。それくらいハイリのことを大好きなのに恋心にまったく気づかないほどの鈍さ。
だけど、ハイリが別の男と幸せになることを想像したら自分がハイリの隣に居られなくなってしまうことに秒で気づいて泣き始めちゃう。エーンかわいい;;;ほんとに24歳?
理性や理屈で生きてきた憂漣にとって恋とは不可解なものであり、彼のほとんど機能していなかった(ド失礼)感情を揺さぶるには充分だったんだよな~~~泣き顔がとてもうつくしい。宗教画かな。
やっぱりヒロインを想った涙がいちばん好きだ、わたし。

「やっぱり……馬鹿ですね。憂漣。人はそれを、恋と呼ぶんです」

ハイリのこと好きにならい男はいないのでは?っておもうくらい攻略対象全肯定だし、程よいカウンセリングで男の価値を底上げするヒロインなの良~!
ただ、ひとつだけ言えるのは憂漣の初恋は面倒くさ!!初恋はやっぱ経験しておいたほうがよいですね。成人男性の初恋とかこじらせてしまうだけなのでな😃
ハイリ一生振り回されそう。
でも憂漣を好きになるのはきっとハイリしかいないし、憂漣もまたハイリしか好きにならないって思わせてくれる。このときの気持ちが後のメリバに繋がってんのわろた・・・

愛と憎しみは紙一重ですね。
憂漣が愛を自覚した途端、ハイリの周りに対する憎しみに飲み込まれてしまうんだけど、親友である紫鳶に対しても殺意沸いてしまうの嫌だった。そんな簡単に飲み込まれてほしくなかった。だからこそ、純愛か哀哭の分岐点なのか。
愛が勝つか、それとも憎しみが勝つのかでED分岐です。
エーン。途中までオモロかったのに急にブレーキかけられて気持ちがついていかずに混乱した。愛を自覚したところまですきだったのに~~~!

哀哭、憎しみが呪いとなり愛と呼ぶには程遠い感情が憂漣を支配してハイリを縛る。逃げ道なんてどこにもない。ハイリには他の男と話したら自死するという呪いをかけ、憂漣はその代償にハイリ以外の誰からも存在を認識されなくなってしまう。
メリバというかもはやバッドなのでは?とおもうほどの恐ろしい執着。呪いをかけておきながら、きっと憂漣はハイリを手放す気なんて露程にもないんだろうな。

純愛は、愛が勝ちます。理屈より愛ですべて解決!なエンドは毎度のことですが、憂漣、もしもハイリが浮気したら浮気相手を完全犯罪で殺す言っててコワ・・・なりました。哀哭の彼を知っているからこその片鱗がある!!って笑いどころ(?)なのに震えてしまった。

 

ここまできて、廻螺くんへの期待値がメキメキ上がっております。叩き落されないか心配だけど、フォロワーの”好きそう”に期待していいですか?