はるろく感想

ネオロマの波がきたので、夏にセールでDL購入したまま積んでいたはるろくプレイしました。

ひさしぶりの遙かシリーズ！世界感が大正時代なの個人的にツボだった。
気になっていた戦闘はオートモードで解決。さらに言えば、２周目以降はレベルが引き継げるし戦闘スキップできるから１周目は無難にレベル上げ、２周目以降で分岐データつくったほうが圧倒的に楽！なことに気づきました。
複数イベ起こすから股がけプレイにどうしてもなっちゃうし、イベント起こすのに必死でときめきが分散されてしまうのだけど、花火大会でちゃんと一人に絞れるのでそこから集中できた。

以下、ネタバレありの個別感想です。
攻略した順です。熱量に差があるのは先に謝っておきます（笑）

ルード

初見いちばんドタイプな見た目してて、辛辣な態度をとりながらも世話役としての役割を全うしてくれます。ルードくんの美味しい料理を一生食べて生きていきたいとおもった。結果的に最萌え。
一緒に料理したときに、くどくど言うルードくんに対して『お姑さんみたい…』という選択肢でてきて笑ってしまった。梓が失敗して焦がしてしまったほうれん草のソテー自分の皿にもさり気なく盛ってしまえるようなスマートさがすき。年下に見えない～！

本来ならば鬼の一族の首領の後継者だったのに鬼の力がまったく使えなかったルードくん（なんでもこなせるのにこれは意外だった）がダリウスのおかげで救われた。だからあんなにもダリウスを慕うのも納得した。例えやり方が強引でも、彼ら鬼たちは帝国軍のせいで迫害されてきてるから仕方ないなって。そしてルードくんは梓に理解なんて求めてない。いくら話しても平行線になってすれ違うふたりがつらかった。

 いなくなった梓がダリウスの計画に必要だから取り戻す、という世話役の責任を感じているように見えて実は梓がいないことが寂しいだけなんだろうな。鍋を噴きこぼしたり、そういったところにルードくんの動揺を垣間見た。

梓の危機に駆け付けるルードくんにときめいたし、呼べば来る結界の種を渡してくれたお礼に梓が不器用ながらに刺繍入りハンカチを贈るのもかわいい。

「…こういうのを可愛いと言わなくて何を可愛いと言うんですか」

そうい言いながら照れるルードくんに萌えすぎて床に転がった。

「胸の中で震えていたあなたを助けたのは、神子だからじゃない」
「きっと、私が…守るべき人だと思ったからです」

もはや世界が始まった。ネオロマ最高～～～～～！！！！と拳を握りながら天を仰いだ。

会えば平行線の口論を続けてしまう中、通り雨でルードくんの結界の中で雨宿りしているときに「言葉を交わさなくてはいけませんか」と、このひとときをいさかいや口論で壊してしまいたくないルードくんの尊さにまじで言葉が出てこない。正直今すぐ蠱惑の森に連れて帰ってほしかった。

今まで梓が会いたい、と思って会いに来てくれてたルードくん。それはダリウスのような鬼の特別な力なんじゃなくて、公共交通機関だったり走ったりして会いに来てくれたのだと知ってその健気さに涙した。
恩師のような存在だったダリウスにまで嫉妬心を露わにしたルードくんに心打ち震える告白をされるんだけど、、、

「迷惑なら言ってください。今なら、あなたを忘れられる」

忘れないで・・・・と血涙流した。

 瓦礫に埋もれた梓のために、今まで絶対的な信頼を置いていたダリウスの判断に逆らって必死に助けようとするルードくんのカッコ良さに心奪われた。サブキャラの村野じ～さんめっちゃ良い人で泣いた。

ルードくん、早口で愛の告白するんだけどちょっと息上がっててかわいかった。立花くん天才ですね。ルードくんのかわいいところも、カッコ良いところも完璧に表現分けされてて良かったです。
ED後の子どもたちの前で（一応本で隠してます）キスするルードくんの大胆不敵なところも愛した。

虎

梓にデリカシーがない男認定されて最初の印象が「最低！」から入るんだけど、虎はダリウスが梓を甘やかす分、逆に世間の厳しさを教えていくんですよ。それをちゃんと聞き入れる梓めちゃくちゃ良い子。

父親の死の真相を探って真犯人を仇討ちしようとしていたんだけど、それを親孝行とするのが虎らしいんだよな。
結局真犯人なんていなくて、父親が死んだのが人助けによるものだったと知って虎の気持ちの行き場どうすればいい？つら・・・とか思ってたら梓がちゃんと虎の恨みつらみを溶かしてあげる存在になっていたから安心した。ふわっと優しい笑顔するんだけど、ここで虎が虎じゃないみたいって梓の心の声わろた。
人助けで死んだ父親みたいな生き方したくないから"人助けをしない"生き方してるくせに、ピンチのときにヒーローみたいに現れる虎がカッコ良かった！
あと最初は馬鹿にしてたくせに、梓がいなくなった後も夜な夜な卵焼きを教えられた通りにつくってる虎かわいすぎてギャップに転がった。ルードくんたちも見守ってる。

虎はあんまり好意？というか梓のことを好き！ってわかりにくいところがわたしはツボだった。好感度は上がるけど全然照れないところが良。梓をそばで守りたいから元の世界に一緒に来てくれるって言ったところは愛情深さを感じたし、第一印象好みじゃないのにここまで萌えた虎には感服です・・・！！！

「オレを落としたからには責任取りな」

好意がわかりくいからこそ萌えた。いつの間に卵焼き上達してるしさ～～～自信作をちゃんと梓に食べさせる男なんだよ、虎は。

虎を助けたお医者さんがあのときの子どもなのは驚いたし、父親の虎への真意に涙ドバドバ出た。こういう話にとんでもなく弱い。最後の最後まで梓を助けにやって来た虎はどうあがいてもヒーローだった。

秋兵

小川のせせらぎのような話し方をするのぶくんの演技、最近この感じあまり聴かないので新鮮だった。軍服の一部を引きちぎってしまった相手なのにめちゃくちゃ優しい。蠱惑の森から軍に身を寄せた時もシベリアをくれたり、ロミジュリごっこで元気づけたり、とにかく優しい。虎に続いてまたしても心の陰に父。こっちの父は・・・どうしようもない。

後輩の罪ですら被ってしまう優しさの持ち主なので梓に「疲れませんか？」と言われてしまう。気分転換デートのお礼もシベリアだったので笑ってしまった。

謙虚過ぎる彼は梓のためを想って告白もなかったことにしちゃうし、梓が帰る時も梓を想う気持ちだけで生きていく、さようなら…言われてポカン。もうちょっと欲張ってほしかったんだ。梓を一瞬拒絶したときのような彼の本音をもっとください。マダム・片霧はごめん笑った。え、でもあの父に認められてもらわなくてもよくない？？？（心狭女発言）

有馬

有馬の「高塚」呼びと「馬鹿」は永遠に聴いていられる。秋兵より年下なのはびっくりしちゃったな・・・花火大会では逢引きに間違われて盛大に照れてたのに、ワルツ踊った後に様子がおかしくなった有馬は梓を拒絶する。梓が片思いシチュなの萌えるんだが？

有馬を助けるために８月２１日を繰り返す呪いに囚われるんだけど、有馬も記憶を引き継いでて５０回くらい同じ日を繰り返してた。有馬は帝都のために自分を律して生きていける魂が強い男です。そんなところに梓も惹かれて、恋愛に興味ナシで帝都のために生きて自分にも他人にも厳しい有馬を愛していく姿が良かった。

最後に自分の世界に戻ろうとする梓に有馬が「帰るな」と引き止めたのは良かった。ここ、梓への優しさだけじゃなくて”傍にいたい”という自分の欲がちゃんと出てて最高だった。

「高塚のために命を懸けるのは、他の誰でもなく俺でありたい」

 他の八葉に言い放ったこの台詞、梓は知らないのがまた萌える。

村雨

いちばん梓が恋する乙女モードでキュート！なルートだった。たぶんわりと後半でやったほうがよかった設定かも・・・・本シリーズの現代人枠。そして最年長。３５歳と１６歳は歳の差ほぼ２０？！？！そりゃ村雨さんも葛藤するわな～～～～まぁ、自分の立場だとかそういうのもちゃんと大人なんで弁えてます。自分と恋をするよりももっと若い子としたほうがって絶対おもってんだよこの人とかおもったら切ないし愛しい。

チッスしたときも「こっちがあんたを嫌がる理由なんてない」とかさらりと言うずるい３５歳。落ち込んでるとおもって金魚の風鈴を買ってあげて、「落ちてたから拾った」とか気障っぽいこと言って自分で「今の没」って照れだすんだけど、それ、ずるいからな？！？！

期待もたせるように見えても全く手を出す気はないので、梓がずっと村雨に片思いしてんの萌えた。梓の好意かわしていくからね。さすがに１６に手は出せませんよ。「ビスケットなんて俺のために焼かなくていい」って突き放したけど梓はせっかくお礼に焼いたビスケットを差し入れて、中にハートマークの形を見つけて村雨が「俺への宣戦布告らしい」って言うとこ萌えた。

小説家を生業としているだけあって、本当に彼の言葉は人の心を動かしていく。ラストもあれだけ手を出さまいとしていた梓にキスをしてお手つきにするとこが良かったです。いちばん美しいスチルだとおもった。

九段

序盤からほぼ千代の話しかしないからこれ梓と恋愛に発展するのか？と思ってたら千代にはちゃんと相手いたし、九段も恋愛感情がわからないばぶちゃんだった。なんなら九段のイベほぼ千代いたのでそう思われても仕方ない。梓が九段に平手打ちしたとこ好きだな～～（だが千代関連）
花火大会で酔ったモブに絡まれたときも助けてくれてカッコよ！っておもったのに、その見返りに千代と仲直りするアドバイスくれ言われたから白目むいた。

そんな九段ですが、ちゃんと千代と仲直りして後半は（まぁ千代ほぼ寝てたんで）千代離れちゃんとできてた気がします！梓にもちゃんと恋愛感情を自覚し、夜会のドレスで着飾った梓に折り紙で作った花束差し出すところとかめっかわやん・・・と見守り母性感情が沸いてきた。

EDも帰還なのでさぞ九段取り乱すのでは？とおもったがわりとあっさりした態度で、梓も不安がるのですが、ちゃっかり自分もついてくつもりでいたｗｗｗｗっていうか千代！まさかの祖母！いや～～～すごい設定だな。最後ほぼその種明かしにもっていかれました。

コハク

記憶を失っているけど、梓とたくさんの思い出をつくっていきたい！と明るく話す彼からは陽だまりのにおいがした。彼の過去を探していこうとすると、突然目のハイライト失って「自分は誰にも必要とされていないんじゃないか」と、そんな自分の過去を知られて梓に嫌われたくないって怯えるコハクに「勝手に一人で悩んで決めつけないで」って梓が叱咤するシーンがめちゃくちゃ好き。

 スクショ失礼しますが、ここのコハあずが尊すぎて倒れた。どんな過去がきたってふたりの前には敵わないんじゃない？って強気な気持ちにさせてくれる。記憶を失ったコハクが出逢えたのが梓で良かったなって思うから、やっぱりどうしてもわたしの中でコハあずが優勝ぶっちりぎだった。

（ほら、やっぱり梓さんはみんなの女神様じゃないか）

拗ねるコハクかわいい。いつもポジティブ！な感じだけど梓に関しては感情が揺れ動かされるの萌えるんだよな。失った記憶を取り戻して自分のことを『果報者』って表現するところもすき。
旅芸人になろうとしているコハク、みんなの女神様だって梓に一目置いて離れようとするから、みっともなく縋りついて泣いてたわたしがいた（？）

自分が今までされてきたことを思い出し、強兵計画を知ったコハクはいつかの助けたキツネを抱きしめて「生まれて初めてこの世にへどが出る」って言い放つところドチャクソ興奮した。いやでも、コハクは本当にいい子なんだよ。そんなコハクが甘えたいと思える唯一の相手が梓なんだよ・・・・圧倒的コハあず。

夜会で秋兵といる梓の腕を引いて引き止めるんだけど、コハクが嫌悪してる軍だからって感情と単に他の男にとられるのが嫌だという感情どういう割合なんだろうっておもってたら、CGコメで半分は嫉妬！って言ってたので正解もらえました。かわいい。

理由なんてなくてもお互いが気になる関係っていいな。コハクが遠まわしに好きな人がいるっていう話ですれ違い展開か？と思ったら途中から告白になっててとても彼らしかった。片思いでもいいんだってなるコハクはずるい。自分の気持ちはぶちまけておきながら、返事はいいとか梓に恋をしたらいいと提案する姿がもどかしいんだが；＿；

コハクが離れる前提で話をするから何度も心砕かれていたんだけど、そんな彼に梓は縋りたいと想いつつも元の世界を捨てきれないジレンマ抱えてた。コハクも梓が元の世界に戻らなくちゃいけないことを知ってて、"一緒に来てほしい"なんて言葉を最初から口にする気なんてなくて・・・・なんでこんなに優しいんだ？もっと貪欲にお互いを求めてもいいのに；；；
ネオロマは相手を思いやる美しさを骨の髄まで染み渡るように感じさせてくれる。憑闇と共にわたしの欲にまみれた心が浄化されていくようだ。

「…初めて好きになった女くらい そばで守らせてよ」

ここ、"女の子"呼びじゃなくて"女”なのギャップに萌え転がった。

コハクが命を落とし、梓が大事な記憶と引き換えにコハクを生かすんだけど、どこかで生きていてくれさえすればいいという自己犠牲的な愛最高じゃない？かなわね～よ、コハあずには。自分と幸せになれなくても相手がどこかで幸せで生きてくれればいいって献身的な愛って本当に美しいし、陳腐な表現かもしれないけど真実の愛！ってかんじで好きなんだよね。

現代で梓を見つけるまでコハクが時空の旅を長い間してきた苦労はもはや愛だとおもった。話しかけたいだろうに、自分のことを忘れている梓に気づいてもらうまで時間をかけてきたかと思うとその優しさと思いやりに涙した。コハクとの想い出を忘れていても、コハクへの愛しい気持ちを忘れてなかった梓にまた泣いた。は～～～～愛しい。

「あなたに命を助けられ…そして、あなたに会うために生まれてきた男だよ」

運命か？コハあず運命なのか？？ハイカラな愛の告白、すてき。

ダリウス

序盤甘やかしてたダリが梓を閉じ込めようとするところに闇を感じたけど、梓が離れていくことまでが運命だったって表現してて心を奪われた。

蠱惑の森から離れてもずっとダリが心に棲みついていた梓かわいい。
ダリウスのことが忘れられない、とかわいいことを言う梓を物理的に頭冷やそうとするダリの拒絶に軽率にときめいた。

「君は……なんなのかな？俺の気持ちを逆なでしないでくれないか」
「君の都合で振り回されるのは……ごめんだ」
「どうせ…最後には俺を怖がるんだろう？」

どう考えても好きな要素詰め込まれて萌えすぎて発作起きた。
怖がっているのは実はダリだったとか、ずるいんだよな。愛おしい。そこからお互い抱きしめるダリあずちゃんもso cuteでした。むちゃくちゃすれ違ってきたけど、実は自分を受け入れてほしかったダリ、かわいすぎ。このイベシナリオ天才でわたしの萌えが詰まっていた。

仮面に飲まれるダリ、最後に自分ごと壊してほしいって自己犠牲発揮するのやめろ。泣く。梓はね、救うために壊すんだよ。最後にダリの仮面を撃ち抜いて救うの、黒龍の神子っぽくてすき。１年もの間眠り続ける眠れる森のダリに口づけして目を覚ますのはD作品通ってきてるわたし大興奮でした。

ダリ√だけどルードくんのかわいさが癒しだった。いちゃつくふたりを見て花嫁衣裳を縫えることに喜びを覚えるルードくん、結婚式の準備も万端だね！ルードくんはいちばんダリウスのこと理解してるなっておもう。ダリは民衆に疎まれてきても一度もそれを恨んだことないって涙ながらに主張するの。だからダリはルードくんのこと大事にかわいがってあげてるんだなっておもったね。

個人的にノーマークだったダリが危うく最萌えのポジを脅かしてきた存在になったのはここだけの話です。

８人分やっぱり多い！長い！（笑）ロンドも楽しみだな～！新キャラの存在がわたしを誘惑してきます。

おしまい