重衡ちゃんについて

勝手気ままに重衡ちゃんについてひたすら語っているだけ

 

 

 正直、プレイするまでは重衡ちゃんがわたしの最萌にならなかったらどうしようとたかだか3本積んだソフトを前にして不安になっていたのだけれど、メインキャラ攻略中もその不安が拭えなかった。
 まず、わたしは購入前の公式情報で『残忍酷薄×快楽主義』というワードと女顔負けの可愛いそのお顔を拝見してワアアアア性癖だ!!!!と思い込んでいたが結果的に性癖までには至らなかった気がする。わたしはとんだ勘違いをしていたというか自分の理想を押し付けていた。重衡ちゃんは戦国(源平合戦)という時代の中で平家として高貴な身に生まれながらも人を斬り殺しては快楽を得て、最期には自分の死さえも利用して勝利に執着するような男であってほしかった。(よくよく公式みたら勝敗よりも~と書いてありました……)
 けれど、実際ふたを開けてみれば「兄上のためなら~」「兄上がそう言うなら~」の兄上第一主義で、義経に執着心を見せる重衡ちゃんは兄上の二番煎じ的なキャラになってしまっていた。サブキャラだから仕方ないのかもしれないけど、もうちょっと掘り下げてもらってたらよかったのかな。
 でもやっぱり今でも許せないのが弁慶ルートの重衡ちゃんだった。前にふせったーで書いたので割愛するがいちばん解釈違いでキレてた。その後他のキャラをやりながらも相変わらず楽しそうに絡んでくる重衡ちゃんに安心したが、まじでこのままifエンド迎えても解釈違いで怨霊になったらどうしようかとおもっていた。

 ifエンドを終え、無事に最萌えポジにおさまることができた。そこにはわたしが見たことのない重衡ちゃんがたくさんいた。子ども相手に遊戯で真剣勝負したり、それでも負け続けてムキーッてなってる重衡ちゃんがかわいかった。でもそれは、重衡ちゃんが昔から家臣たちによって甘やかされてきたから。わざと家臣たちは勝負事に負けて、重衡ちゃんを「お強いですね~」と立てていたため彼は本気の気持ちを知らずに生きてきたのだった。だから、勝敗に固執しないのかなって推測した。いつも自分が勝ってしまう勝負事がつまらなくて、戦に対してもそう思ってるのかなっておもったらエモかった。齢5歳で初陣していた兄上と比べられずに生きてきたのかな?と思うけど、比べられてたらあんなに「兄上!兄上!」にならないから、平家は育成環境よかったのかな。
 友達もいなくて人との接し方がわからない重衡ちゃんが、不器用ながらに遮那と接していこうとする姿がかわいい。「~しろ!」と命令してばかりになっていることに気づいてしゅん、となる重衡ちゃんにも心臓が口から飛び出て宙を舞った。
 スチルも他サブキャラと比べて美しさがダントツだった気がする(フィルターかかってます)たぶんこれまで「兄上のためなら」って遮那を譲っていたであろう重衡ちゃんが初めて「兄上にとられたくない」と自分の気持ちに正直になってくれた途端に最萌えの男だということを確信した。平家と源氏だから絶対これから先戦うことは避けられないのだけれど、その結末を変えていけると言ってくれた重衡ちゃんには単純な女なので好きになったし泣いた。

 ビルシャナをプレイする前に嘘月シャングリラという作品をやっていて、そこにわたしのド性癖男だったキャラがいるのだけどまたそれとは違ったライトな感情で重衡ちゃんは推している。推しを応援するおたくのような気持ち。

 これからもわたしなりに重衡ちゃんを推していきたいとおもいます。おわり。