あいどーるゆー 感想
総合的に楽しかったです!!
やっぱり頭使わずにサクサクプレイできて萌えられる乙女ゲーって貴重なんだな
アイドルデビューするはずだった兄の身代わりでアイドルになっちゃうお話。少女漫画みたいな展開だし話の進み具合もテンポ良いからサクサクゲーではある。アイドルモノだけどもれなくどのキャラも問題アリで序盤から頭抱えたけど、まぁ問題児更生ゲーなんだってことで期待して進めていきました。が、どうにもアイドルカフェあたりまでの彼らの喧嘩?が苦痛でならなかったwww攻略キャラたちがアイカを受け入れてくれるまでが大変だった記憶があります。
そして突然始まるキスモードについては正直なところ、よくわからん。よくわからんままタップ連打して照られるという謎システム。無駄に長いし指腱鞘炎なる(笑)あとミニゲームは2周目以降スキップできるようにしてほしかったな~~;;;
『リライズ』という、最初は個性豊かどころではない人物たちによってバラバラだったアイドルグループがいくつもの苦難を乗り越えて成長していく物語。そして突然失踪した兄からの留守電により、真相が気になるのでコンプすると心に決めた。兄は本当にこのグループが嫌で失踪したのか――――――な展開にわくわくした。実際真相ルートあるのですべての謎はそこで明かされます。
あとこれだけは言わせてほしいんですけど、女バレ云々の前に、アイカを男して認識して恋に落ちちゃう男が多いことにびっくりした。そこはもっと葛藤しろよと言いたい気持ちでいっぱいだった(2人くらいそう思ってしまった)
萌えたのはレオくん。好きなルートはイツキ。真相はずるいよね。
以下、各キャラ感想(攻略した順) ※ねたばれ含みます
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セイヤ
炎上系アイドル。厨二感満載の語彙力に圧倒されて始終日本語でおkって感じだったんだけど、不器用さがいちばん伝わるキャラだった。共通3章でのセイヤの過ちにはさすがにハ???となったが、みんなもっと話聞いてやってほしかった。セイヤなりにリライズのためを想ってした行動が炎上してしまうという理不尽な結果になって泣きながら後悔しているとこがかわいいと思ったし、自分の言動が炎上に繋がるっているのをちゃんと自覚したうえで、変わりたいと思っている素直さがよかった。
炎上ブログの闇にわろた。コメントでくっそ叩かれてるやん(笑)セイヤにブログのこと指摘すると怒るしわりと面倒なとこもあった。まだ女バレしてないのに急に意識しだすセイヤには違和感があったけど野性の勘なのかなって思い込もうとしたら、違ったwwwwwもはや男だとわかってて好きと言ってきた。こんなことなら早く女バレしてほしかった;;;
なにが怖いかって?……決まってんだろ、拒絶されるのが怖い……!
嫌われるのが怖い。憎まれるのが怖い。
お前なんかいないほうがましだって失望されるのが怖い……っ
だからその前に尖ったナイフみたいな言葉をブログに綴っていた。受け入れられた後に嫌われるのが、拒絶されるのが嫌だったから。言葉で周りに敵を作っていたセイヤは、実は人一倍臆病だったのだ。
女バレのあとの気まずさ半端なかった・・・・男だからって理由にして断ってきたこと怒られたのは????って感じだったけど、それまでアイカアイカってわんこのように付いてきた彼に拒絶されたのはやばかった、いい意味で。
もっとアイカを守れるような大人になりたいと言いつつも、そんなアイカに嫌われてしまったのではないかと泣いてしまうセイヤかわいかった。決意してあんなに怖がってた記者会見も行うセイヤちゃんえらいこ👏👏ってなった。公共の電波ジャックしてめちゃくちゃ真剣な愛の告白されてときめいてたら――――――
「一生叶う予定のない片想いだから。俺は、それでいいと思ってます」
とか言っちゃうとこがさぁ~~~まじ諸星セイヤ(涙)でした。もちろん結ばれます。セイヤ成長物語だった。
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ルカ
なんか初見いちばんまともそうとおもったら重度の女性恐怖症でわろた。なんでアイドルになった???と思ったが彼にとって歌が人生だった。
キスモードの後に「もし自分が本当に女だったらどうする?」と訊いたときに「君のこと嫌いになるかもね」と言われたので胸が躍った。どうやらルカは女の子が嫌いというより、女の子に好意を持たれる自体に怯えていた。ファンの女の子との会話を試みるも結局何も話せず怯えるだけだったのに、その帰りに男だと思っているアイカに手つなぎを要求してくるのは謎だった。
アイカのこと女だとわかっても急に嫌いになったりせずにむしろ、キスを求めだしたのでさすがに謎過ぎて頭ひねった。わからない・・・女だと知っても"アイカ"だから嫌いにならないって気持ちはわかるんだけど、さすがに唐突過ぎた。今まで男と思って接してきたのにどこでアイカを好きになったのかも正直わからなかった。キスモードでキスしたら好きになったの??
アイカとの兄妹疑惑も払しょくされたけど、もうわたしはルカがどうしてそこまでアイカを好きになったのかがわからないままだった。
小鳥が友達のくせに焼き鳥一緒に食べようと持ってきたときはさすがに恐怖を感じた。
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ツバサ
序盤でアイカに「最低」と評価されてるモデル兼アイドル。公式の情報にもある通り、悪魔なので人間らしい言葉はあまり話さない。直感でアイカが女であることに気づいているからこそ、誘惑されても違和感なく受け入れられたかも。ほんとこれ、上記2人で葛藤もなくやられたので女だと気づいてる方がまだマシだと気づいた。ツバサの部屋に笑ったし、やっぱりほとんどツバサが何を言ってるかわからなかった。だけど強引なツバサにちゃんと言い返せるアイカのおかげでストレスはなかったかな~~~
ファンを大事にしないというか明らかに見下した言動が多いツバサに根気強く説得する流れ。ツバサは基本的に悪魔だから言動はめちゃくちゃ上からでアイカのこと故意に傷つけるようなこともしちゃうし平気で泣かせてしまう。そういう風にしか生きられないから。ツバサのために謝ってくれたアイカのことを好きになったのはちょろい悪魔だなとおもったけど、嫉妬したり泣かせたくないという悪魔らしからぬ感情がツバサに芽生えたのは良かった。
ツバサが嗜虐的な発言をするのは、それが要するに悪魔としての食事になるから。魔界では喜ばれる発言だから酷い言葉だと気づいてなかったらしい。でも、アイカに対してそれがまったく出来なくなってしまって魔力を失い消えかけてしまっていた。ファンタジーな設定だな~~~悪魔だから仕方ないけど。
「恋をしたから、もう、何も奪えなくなった」
ツバサのこの台詞好き。あとの言い回しはもう糖分過多でおなかいっぱいです。最初は愛歌のこと誘惑してたくせに、最後には自分が恋に落ちてしまうみたいな流れは良かった。
ツバサ√はよかったけど、わたしはツバサよりも眷属のピーターがすき。
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レオ
アイドル用とかじゃなくて素も語尾が「~にゃ」で萌えれるか不安だったんだけど、本人がいちばんねこ耳キャラを辞めたいと思っているが無意識に語尾がねこ語になってしまうジレンマ抱えていた。
何も持っていないところから始めるのは失うものが無いからいい。
でも、持っていたなにもかもを失うことが怖い。
ときどき語尾が外れて至極まともなことをいうギャップが良。メンバーの中でもいちばんプロ意識が高い、自分にも他人にも厳しくて拒絶するような態度を見せたレオくん。猫耳カチューシャをつけたショタ的な見た目にそぐわないハッキリとした物言いに好感度が増した。
アイカがアイドルとしての資質がまだまだなのをちゃんと見抜いていてそれを指摘されたので教えを乞うと、「超迷惑」がられるし結構ドライなところがわたしに刺さりました。それまでに攻略したキャラたち結構簡単に(女だと認識する前から)アイカに落ちていったので、レオくんルートのこういう切り口は好きです。まぁ男だと思って接してるから当然こうなるんだろうけども。
女バレしたあとも全然甘い雰囲気にならなくて「嘘つきの話なんて聞きたくない」って拒絶されるんだよね。この時点でレオくんはアイカのこと恋愛対象として見てなくて最高だった。それからしばらく気まずいままだったけど、怪しい男について行きそうになったアイカの腕を掴んで一緒に逃げてくれて、警戒心がなさすぎる!って心配して怒ってくれたレオくん。ツンデレ全開かわいい。この後も簡単には心を許してくれないレオくんlove♥
レオくんがアイカを好きになる過程が他ルートと比べて丁寧な気がした。過程にいちばん萌える質なのでそこをちゃんとしてくれるとふつうに萌えるんだよな。告白も最後の最後までお預けだし。レオくん自身が素直じゃないから、いちゃらぶ!みたいな展開がないからわたしはこのくらいで良。
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イツキ
眼鏡でドMキャラ。アイカに出会ってすぐに自分の存在を無視され、さらに自分の足を踏まれ(もちろん故意ではない)たことで興奮を覚えてしまうなかなかのヤバ男で笑った。アイカにも当然気持ち悪がれている。だけど推察力が鋭いイツキのおかげで身代わりになることを決意する。アイカが愛歌であることを最初から知っているし彼女のことをマイ・ダァムと呼ぶ。
絡みがギャグになるかな~~と思ったけど彼専用のBGMがわかりやすく不穏(笑)イツキの盲目的な発言にアイカめっちゃドン引きしてる。だけど会話していくうちに表面上の彼とは別の面をもっていることに気づきます。
個別ルートに入る手前、『精神衛生上、不快だと感じる表現があるかもしれませんがそれでもイツキを受け止めてくれますか?』等の問いにはい or いいえで答えなくちゃいけなくてめちゃくちゃ不安になったwwwwwwいやこの時点で受け入れられる自信まったくなかったけど押さなきゃ先に進まないのでね・・・こわすぎるけど進んだよ。
はい、やっぱりぶっ飛んでました(笑)ドM拗らせすぎててアイカドン引きなのにそれすらも彼にとってはご褒美になっちゃうのでね・・・・アイカの鋭いツッコミが健在なのでふたりの掛け合いはオモロい。けど、イツキに対してなんとも言えない不安で心がざわざわした。
そして不安が的中した。イツキの部屋のヤバさに絶句した。部屋以上にヤバイのがこの男。昼間にスタッフに「イツキさんみたいに完璧だと~」って嫌味言われたからなのか、自分の写真を鋏で切り刻んで「ぐちゃぐちゃでしょう?私の顔。私にはこれがふさわしいんですよ」メンヘラだ~~~~~~~~~~!!!無視できないレベルのメンヘラでわろた・・・・この先わたしがイツキのことを受け入れられるのかどうかとか、萌えられるかどうかは置いておいて、純粋にこのルートの先が気になって仕方がなかった―――――。
大事にされることなんて私にとっては少しも楽しくないからなんですよ
”自惚れる私”なんて、醜さに吐き気がする
魁イツキの心は壊れていた。自分を虐げないと生きていけないのは、教会育ちで神父に虐待されてきた過去があったから。彼の被虐嗜好はほとんど植え付けられた洗脳みたいなものだった。そんな彼には歌が救いだったのに、歌えなくなってしまう恐怖から死のうとするんだけど、アイカは「私のために生きてください」ってイツキの人生を縛るんだよ;;;この流れ良~~~~
アイカの体内を光ファイバーを通して見たいがために医師免許取得するのは軽い労力とか言ってのけるイツキが安定の変態でわろた。
もう歌えないと思った。死ぬしかないと思った。
それ以外に救われないと、そう信じた。
それを、貴女が覆してくれた
アイカに嫌われてもいいとか言いながら、薬指につける指輪を渡して「拒まないで」ってずるい。指輪を渡した後に急に距離を置くようになったのは余裕のある自分を見せたいとか照れて話すイツキかわいいとおもってしまったのだが???すべてを察したうえで99個のわがままを叶えてくれていたイツキに不覚にもときめいた。アイカの100個目のわがままが「付き合ってください」なのが最高。ぽろぽろ泣いちゃうイツキも良。
こういう少女漫画みたいな展開好きなのでイツキのギャップはやはり萌えるしかなかった。なんだかんだ、彼のルートがいちばん楽しめたかも。
アイドルを辞めるEDの、アイカの料理を作ることが貴女の細胞をつくれるみたいな発言したときは本物だ・・・と思いました。アイカと恋人になれて〇日〇分〇秒まで記録してます。カップルアプリか????
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真相
人形は愛と絆の夢を見る
もうマナカのことしか考えられない。タイトルからこの作品の何もかも存在意義がマナカのためなんだもん。すべてはマナカが愛歌を守るために始めたことってどう考えてもえもすぎだし好きにならないわけがなかったんだよな・・・・真相っていっても大団円みたいなものだったからもっとマナカといちゃいちゃさせてくれてもよかった。だって本当の兄弟じゃないしそもそも人間じゃないし。真相打ち明けた後もあっさり終わってしまったのでそれが寂しいよ;;;
マナカの愛にはやっぱり誰も敵わないとおもう。
おわり。