ハピエン厨がBADENDを浴びまくった結果・・・

バッドエンドから始まる物語。

その名の通り、共通からBADを浴びることになるけどそんなBADを覆していく作品だ。

伏線が散りばめられているようで、あくまでプレイヤーの解釈に委ねているなとおもった。

解釈とか頭を悩ませることが苦手なわたしはプレイ後に人様の解釈を漁っていた。

音楽はすき。A tearがいちばんすき。

シナリオ、大筋はおもしろかった。攻略制限組をやらなきゃわからない世界の仕組みも、さすがシャレマニのシナリオの人だなって感じでどんでん返しを意識したつくりになっていた。共通でうすうす気づく人はいるかもしれないけど。

わたし基本的にハピエン思考なんですが、BAD慣れしてしまったwwwwこの作品に限ってはもう仕方ない。他作品BAD後で回収することすら億劫なんだけど、なんだったら真っ先にBAD回収してこよ🎵みたいなテンションでやれたので助かりました(?)

個人的に納得いかない部分がありましたが、後半で話します。

ネガティブな意見も交えるので好きな人と今からプレイする人は読まないように。

 

※ここから各ルートについてすこし話しています。ネタバレはせずに重要そうなワードも反転させていますが、プレイ予定で1ミリも情報欲しくない人は読まないでください。

 

 

ジルルートをやるまで、ご都合は絶対許さない感あるけどそれぞれのハピエンを迎えるたびに安堵していた。そもそも”やり直せる”こと自体がご都合だと感じてしまうのでそれを言い出したらキリがない。むしろわたしはそういうシナリオ上に絶対必要だと感じるご都合はすき。

公式おすすめ順でやりました。この流れでやったほうが無難だとおもいます。

ルデルは初回だったので無難なシナリオだった。アポ導入編ってかんじ。わたしは彼が幼なじみであることと、ルデルはずっとユナカの気持ちに気づいていてどこか諦めたような顔しておいて自分の兄に嫉妬する態度見せるちぐはぐな心にloveした。アンバーにはいい意味で裏切られました。

リアンは最初からきっと復讐抱いてそうな気がしていたので、ちょっと違うけど未練に囚われていた男だった。人を本気で愛したことないとかすぐ死にそうに諦めた顔するのも突き放すのも好き要素つまってるけど、わたしの男ではなかった。

クアト、これ結構みんな刺さる要素ある男だな~っておもう。いとも簡単にヒロインを殺せる男って絶対みんなすきでしょ?(偏見)それもヒロインのこと好きだけど殺せるんですよ。感情で役目を放棄しないくそ真面目な男です。

最初からヒロインのこと煙たがっているので徐々に絆されていく過程でヒロインを殺すことをしたくないって泣き出す顔は👶を感じた。EDは真相、ジルEDに次ぐ非ご都合展開なのでご都合嫌いな人はすきだとおもいますね。

 

そして最萌え候補だったジル。彼単体のルートはわりとすきなほうだった。よくわからない世界観を無視すれば純粋に楽しめたし、ジルに「好きだよ」「かわいいね」「生きてて偉い」「今日も呼吸が上手」と言われる度に謎の自己肯定感を高められますよ。

ジルの記憶すことを敢えて選択するヒロインも、ラストに未来を託したようなその先をプレイヤーに想像させるような終わり方は好みだった。じれったいけど、すきだった。むしろ真相を知った今ではこのまま終わってくれさえすればよかったとおもう(暴言)

最萌えを逃したのはでかい。

むしろジルBADの終わり方が綺麗で、これでいいのでは?と少なからずおもってしまった。

ジルラチを推したいわたしはユナカルートですら勝利を確信していた。てかもうユナカ√が正史でいい。ジルラチとユナラチが共存する世界線がここしかない。

ユナカ、幼なじみ萌えに支配された。共通からユナカがラチアを救おうとしていることはわかっていたんだけどこの世界の仕組みを理解するとユナカのラチアに対するクソデカ感情をのぞけてニンマリしちゃった・・・・わたしは幼なじみカプに至っては男のほうが女を好きでいてほしいという法則をゴリ推ししているので。

ユナラチとジルラチがクロスオーバーする世界線に違和感を覚えながらも、ユナカEDまではよかった。

 

問題は、真相ED。

真相については割愛します。わたしなりの解釈を述べるのが苦手なのと、ガネットについてよくわからないままなので。

ただ、ED直前の分岐点だけは本当に無だった。

🌸を選べば👼の今までを否定することになり、ジルラチ成立不可能になる。

👼を選べばジルラチは成立するが、ユナラチが成立不可能になる。

青い薔薇の花言葉は「不可能」・・・・・これかと。でもわたしは「夢が叶う」という現在の花言葉の線を考えていたんだけど、真相はご都合なんてない。

ガネットの寂しさを埋めただけに過ぎないのでは・・・・とさえおもえてくるな。

あんなに待ち望んでいたジル後日談ですら興味を失ってしまったのは真相のせいと言っても過言ではない。

 

真相のくだりがわたしには合わなかった。犠牲が必要なEDって言うのはわかるんだけど、もうわたしはこういった世界を巻き込んだ壮大なストーリーと誰かを犠牲にしないと成り立たない恋愛に疲れてしまっているのかもしれない。

心を痛めるくらいならバカ笑いするようなラブコメがしたい。青春だけしていたい。乙女ゲーマーしてて年を食っていくごとに現代社会ストレスから逃げるように乙女ゲームに癒しを求めているのだと気づいた。だけど、良質なシナリオを求めているのも事実で。

 

何が言いたいかって言うと、これからも人生ゲー探しの旅はつづく!のだ(投げた)

 

おわり